PEOPLE

売り手も買い手もみんなが楽しめる時間 “三方よしの日”

突然ですが、みなさんのお家には“作り手”さんの顔が分かるモノがいくつありますか?

その思いを知っているモノがいくつありますか?

 

もちろん知っていなくても十分暮らしていけますが、

その背景を知っていると、もっと気持ちが豊かになるかもしれません。

 

 

奈良には作り手でありつつ、他の作り手さんも呼び、

自らイベントを主催される方々がいます。

 

2012年10月にスタートした“三方よしの日”。

天然酵母パンcoeurの神戸さんと

ジンジャープロダクツune tableの竹本さんが始めたマーケットで、

その後お花のハナホー中西さんも加わり、回を重ねるごとにパワーアップしています。

 

「売り手よし 買い手よし 世間よし」の近江商人たちの心得にあやかって、

売り手も買い手もみんなが楽しめる時間を提案できればと、偶数月の3のつく日に開催。

 

今回は12月に行われたクリスマスマーケットにお邪魔して、

その雰囲気を体感しながら、主宰者の神戸さんと竹本さんにお話を伺ってきました。

 

 

 

 

場所は、coeurの神戸優子さんのご自宅。

 

大阪のフードコーディネーター事務所に勤め、

多くのフードコーディネートを手掛けた神戸さん。

 

その後車好きが高じて、移動式のパン販売と、当時珍しかった自宅でのパン教室をスタート。

繊細な甘みと旨みを感じる天然酵母パンを作られています。

 

現在15年目になる自宅でのレッスンは月に6~7回開催されており、

自宅の他文化センターでも月に1回教室を開催中。

 

 

(合田)

三方よしの日は来年で6年目になるんですね!

スタートは何がきっかけだったのでしょうか?

 

(神戸さん)

きっかけは自宅の隣に工房があり、

そのお披露目会としてスタートしたことです。

 

マルシェではなく、“三方よしの日”という名前にしたのは、

une tableの竹本さんの旦那さんのアドバイスなんです。

 

 

 

(合田)

今日は8店舗もの方がお花やアクセサリー、焼き菓子にシロップなど

見てまわるのが楽しいものばかりを出品されていますよね。

どんなものを用意しようか、いつも話されているのでしょうか?

 

(竹本さん)

これといったルールはないのですが、

三方よしにもとづいているのと、

イベントなどで私や神戸さんが出会った方々を中心に

自分たちが素敵だなと思った方々にお声をかけさせていただいています。

 

あとは、なくても生きていけるけれど、

あるとマイニチがタノシクなるようなものたちを用意していることでしょうか。

 

今では奈良県だけでなく県外の方もお越しいただいて、

先日は伊勢の方もわざわざ来てくださいました。

 

顔なじみの方が来て下さるのもうれしいです。

 

 

 

 

 

(合田)

実際にお邪魔させていただいて、

この空間にいるみなさんが会話やお買い物等

各々の時間を楽しんでいらっしゃるなあと実感します。

 

(竹本さん)

そうですね。

時間が終盤に差し掛かるといつの間にかお客さまとの垣根がなくなっていって、

みんなで談笑していることもあります(笑)

 

そして最近感じるのは売り手買い手世間の三方とともに、

神戸さん、中西さん、私の三方という意味もあるなあと。

 

 

(竹本さん)

全く違うタイプの三人だからこそ、

こうやって楽しく続けてこられたんだと思いますね。

 

 

 

 

 

 

お客さまだけでなく主宰者、出店者、

みんながいいなと思えるものが集められた“三方よしの日”

作り手の顔が見えることはもちろん、その想いを知ることができる時間。

 

この時間と出会いを楽しめる方たちによって、

作り上げられているのだと感じました。

 

また会場であり、倉庫をイメージした神戸家は

一つの大きな空間で構成され、

キッチン以外にも仕切りがほとんどありません。

 

この広がりのある空間だからこそ、

お客さんとも自然と一体になれるのでしょう。

 

次回の“三方よしの日”は2018年2月23日。

いいものと素敵な人との出会いを楽しみたいという方は、

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

 

text by  saki goda.